2025年4月17日 木曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2019年(令和1年) 12月7日(土)付紙面より

ツイート

酒田市で初開催 県の地域創生ミーティング

 県の「知事と若者の地域創生ミーティングin酒田」が4日夕、酒田市公益研修センターで開かれ、市内の10代から40代までの男女11人が吉村美栄子知事と車座になって、地域の活性化に向けた課題やアイデアなどを語り合った。

 知事が若者の声を直接聞き、若者の定住促進策など県政に生かそうと2017年度から始めた。同年度は7回、18年度は8回実施し、本年度は今回が7回目で、酒田市では初開催となった。

 参加者は高校生2人や大学生1人をはじめ、結婚を機に首都圏から移住してきた幼稚園経営者、ニュージーランド出身で山伏修行など地元の魅力を発信している大学職員、芸術系の大学を卒業後に地元で見よう見まねで喫茶店経営を始めた人など、16歳から43歳まで、U・Iターン者を含め11人。丸山至市長の司会で自己紹介の後、「酒田がこうなったらいい」という活性化策や課題を語った。

 参加者は「庄内の人は『地元には何もない』と言うが、庄内は日常が観光になり得る。子どもの頃から地域の魅力を伝える工夫を」「酒田の酒が世界的に高く評価され、酒米を作りたいが、酒米は主食用米の枠なので、(生産数量配分や補助金などの関係から)手を出しにくい」「若者の地元定着には、魅力ある就職先があることが重要だが、地元企業の良さが知られていない」「山形県の最低賃金はニュージーランドの半分で、びっくり。英語の案内付きの山伏修行は海外の富裕層に人気。インバウンドは訪問者数だけでなく、質も追求して所得向上を」など活発に意見を述べた。

 これらに対し、吉村知事は「山形県に何もないという考えは違うと思う。何でもできることをもっとアピールしたい」「酒米の件(主食用米の枠から外すことなど)は関係部署に伝え、対策を検討したい」「東京は人口が増え、本県からも年間3000人前後が転出している。東京から戻ってきてもらう施策に力を入れたい」「最低賃金は国が都道府県別のランクを決め、本県は最低のDランク。大都市との格差が広がる一方なので、全国一律にするなど国に是正を求めている」などと応えた。

吉村知事(左)と対話する酒田市内の若者たち
吉村知事(左)と対話する酒田市内の若者たち


2019年(令和1年) 12月7日(土)付紙面より

ツイート

女性同士で“夢”語り合う SI鶴岡が鶴東高訪問

 高校生に交流を通じて将来の夢を達成するための必要な自信や方法を提供しようと、奉仕活動などを行う国際ソロプチミスト鶴岡(SI鶴岡、結城光子会長)は4日、鶴岡東高を訪れ、茶話会を開いた。参加した生徒はメンバーから将来に向けたアドバイスを受け、見識を広めた。

 「夢を拓く」と題した茶話会にはボランティア活動などを行う同校奉仕部の1、2年生女子8人が参加。経歴や年代がさまざまな40―90代のメンバー11人とグループごとに分かれ、茶を飲んだり菓子を食べたりしながら約1時間、トークを繰り広げた。各グループでは自己紹介を終えた後、メンバーは自身のこれまでの経歴や現在の仕事、苦労したことなどについて話し、貯金の大切さや好きなことを仕事にするためにはどうしたらよいかなどをアドバイス。一方、生徒は学校生活や趣味、習い事などについて話し、目標とする職業に就くための方法を相談。中には恋愛話に花が咲き、ひときわ盛り上がるグループもあった。参加した2年生の前田来海(くるみ)さん(16)は「メンバーと年代が違い、昔の学生時代の話や校則の違いが聞けて楽しかった。女性同士で話ができて良かった」と話した。

茶や菓子を食べたりしながら生徒とSI鶴岡のメンバーが将来の夢などについて語った
茶や菓子を食べたりしながら生徒とSI鶴岡のメンバーが将来の夢などについて語った



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field