2025年4月12日 土曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2019年(令和1年) 6月8日(土)付紙面より

ツイート

本県へ2年ぶり韓国からチャーター便 150人庄内観光など満喫

 韓国から本県への2年ぶりとなるチャーター便が6日、庄内空港に降り立ち、地元の関係者が乗客に県産の果物ジュースやお菓子などを振る舞い、歓迎した。

 県が中心になって就航を働き掛け、1往復が実現した。韓国から本県へのチャーター便は昨年度、山形空港を含めて就航がなく、2年ぶり。大韓航空の小型機(158人乗り)で約150人がソウルから庄内に降り立ち、3グループに分かれ、9日までの3泊4日の日程で本県を中心にした観光を楽しむ。

 この日、空港での歓迎行事には県や鶴岡市、酒田市、庄内地方の宿泊施設の関係者ら約20人が参加。午後2時半すぎ、乗客が1階到着ロビーに現れると、韓国の国旗・太極旗や横断幕を掲げ、「アンニョン・ハセヨ」(こんにちは)などと声を掛けながら、県産のリンゴジュースや県産米のせんべいを振る舞い、韓国語による庄内の観光パンフレットを配布した。庄内空港の「まめうさ」、酒田市の「あののん」の各マスコットキャラクターの着ぐるみと楽しそうに記念撮影する乗客もいた。

 過去に一度、本県に訪れて好印象だったため、今回は3歳年上の姉を誘い姉妹で来たというパク・ミスクさん(60)は「山形は温泉が素晴らしく、米がとてもおいしい。露天風呂などさまざまな温泉を楽しみたい」と話した。相馬樓(酒田市)や羽黒山(鶴岡市)、山寺(山形市)、銀山温泉(尾花沢市)などを巡るという。

 県インバウンド・国際交流推進課では「今後も働き掛け、就航を増やしたい」としている。

庄内空港に降り立った韓国からのチャーター便乗客を歓迎=6日午後2時半すぎ
庄内空港に降り立った韓国からのチャーター便乗客を歓迎=6日午後2時半すぎ


2019年(令和1年) 6月8日(土)付紙面より

ツイート

「美しいやまがたの海」クリーンアップ運動 ごみの生態系への影響考える

 プラスチックなど海洋ごみが生態系に与える影響がクローズアップされる中、「美しいやまがたの海」クリーンアップ運動が6日、酒田市の宮海海水浴場を皮切りに始まり、西荒瀬小学校(久米井浩校長、児童116人)や宮海自治会(阿彦忍会長)の関係者らが海岸に落ちているごみを拾い集めた。

 海岸漂着ごみの削減に向け2008年7月、産学官民25団体で設立した「美しいやまがたの海」プラットフォーム(代表・小谷卓鶴岡高専名誉教授、事務局・県庄内総合支庁環境課)が毎年この時期、庄内各地の海岸で実施している。今年はこの日から来月15日まで酒田市、鶴岡市、遊佐町の計10カ所で各市町や自治会、NPO、企業関係者が参加して実施する。

 この日の宮海会場は、西荒瀬小の全児童や宮海自治会、市、酒田共同火力発電など周囲の企業関係者ら約200人が参加。日本財団の助成で「海と日本プロジェクトin山形実行委員会」(委員長・小谷名誉教授)が取り組む「海ごみゼロウィーク」とのタイアップ企画として、全員が美しい海を象徴する青いタオルを首に巻き、ごみを「可燃」「不燃」「ペットボトル」に分別して各袋の数を集計した。

 開会式では西荒瀬小の久米井校長が「プラスチックごみを海の生き物が食べ、それを食べた人間のうんちから出てくることもある」など課題を投げ掛けた。異学年のグループに分かれた子どもたちは、海岸に落ちているごみを一つ一つ丁寧に拾い集めた。

 2年生の氏川怜玖音君(8)は「海が汚れないようにという活動。自分はペットボトルを捨てたりしないし、これからも捨てない」と話した。

 「海ごみゼロウィーク」では先月26日から今月8日まで、宮海を含め庄内の5カ所で同様の活動を実施。

宮海海水浴場でごみを拾う西荒瀬小の子どもたち
宮海海水浴場でごみを拾う西荒瀬小の子どもたち



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field