2020年(令和2年) 7月5日(日)付紙面より
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全国信用金庫協会が制定する信用金庫業界の顕彰制度の第23回「信用金庫社会貢献賞」で、鶴岡信用金庫(佐藤祐司理事長)が「Face to Face(フェース・ツー・フェース)賞」に選ばれた。全国の信用金庫のネットワークを生かした観光振興への取り組みが評価された。
社会貢献賞は各地の信用金庫の地域に根差したさまざまな活動を顕彰するもので、1997年に創設。活動の社会的意義などを総合的に判断して表彰している。Face to Face賞は地域との一体感を深めることに寄与した活動など地域社会に大きく貢献した活動に対して贈られる。今回は全国の163信金・3関係団体から計559件の応募があり、会長賞や個人賞などを含め7信金、3個人が社会貢献賞に決まった。フェース賞は3件が受賞した。表彰は6月24日付。鶴岡信金は、全国の信金ネットワークを生かした観光振興への取り組みが評価された。2010年に当時の加藤捷男理事長(現会長)が県の「やまがた特命観光・つや姫大使」の委嘱を受けたことをきっかけに、各信金の年金友の会や旅行会を庄内地域に招致する活動をスタート。積極的な情報発信に努めるとともに、行政と連携した歓迎セレモニーや研修を受けた職員による観光案内のサポートなどを展開。旅行者の満足度向上に貢献している。
これまでの総誘客数は延べ70団体、約2万人に上り、来庄した信金の地元へ鶴岡信金の顧客による旅行企画「鶴の恩返しツアー」を実施し、相互の交流人口増加にも取り組んでいる。鶴岡信金は第3回以来2回目の受賞となった。