2025年4月15日 火曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2020年(令和2年) 8月29日(土)付紙面より

ツイート

遊佐町少年議会が提言 宝探し リモート意見交換会

 若者の意見をまちづくりに反映させる遊佐町少年議会の本年度第2回が27日夜、町議事所で行われ、少年町長の齋藤愛彩さん(羽黒高3年)が施政方針を述べたほか、少年議員らが一般質問、政策提言を展開、時田博機町長はじめ町当局の考えをただすなどした。

 少年議会制度は、町内在住の中高生を対象に2003年度にスタート。少年町長や少年議員が定期的に集まり、町当局から示された「まちづくり予算」の使い道を話し合い、これまで通学路にカーブミラーや防犯灯を設置したり、若者を対象にした音楽イベントの開催、町マスコットキャラクターの公募・決定など有効に活用している。

 第18期となった本年度は同町内の中高校生17人が参加。6月26日に第1回議会を開催した後、夏季休業中を含めこれまで全員協議会を重ね、今期の政策案を練ってきた。

 第2回議会には少年町長、少年議員ら11人と、時田町長、本宮茂樹副町長、那須栄一教育長はじめ町幹部職員が出席。時田町長が「まちづくりの指針として掲げている『オール遊佐の英知の結集』に向け、皆さんのアイデアをしっかりと受け止めたい」とあいさつした後、齋藤少年町長が施政方針演説。「今期は『未来へ巻き起こせ、ゆざムーブメント』をキャッチコピーに掲げた。若者が暮らしやすい遊佐に向け、皆さんと力を合わせて取り組んでいきたい」と述べた。

 引き続き行われた一般質問では、町当局に対し「各地区のまちづくり協議会に若い人が参加できるような環境づくりを図って」「積極的に運動してもらうよう児童・生徒の町民体育館の利用料を無料にしては」などと要望。また、独自に展開する「政策」として▽町議会議員や若者団体などとのリモートによる意見交換会の実施・定例化▽町の良いところについて検討する「宝探し」の開催▽少年議会の周知度向上に向けた活動ガイドブックの作成―に取り組むことにした。

 時田町長は、サントリー創業者・鳥井信治郎さんの残した名言「やってみなはれ」を引き合いに「多様な意見を提案し合い、議論を積み重ねることでまちは動く。まずは『やってみなはれ』」と激励した。

一般質問、政策提言などを行った遊佐町少年議会の本年度第2回
一般質問、政策提言などを行った遊佐町少年議会の本年度第2回



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field