2020年(令和2年) 10月14日(水)付紙面より
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今年5月18日に供用開始した庄内町役場の新庁舎見学会が11日、初めて行われ、町内外から計約100人が新しくなった役場施設を見て回った。
見学会は、本来なら供用開始に先立ち5月2、3の両日に開催予定だったがコロナ禍の影響で延期されていた。この日も3密を避けるために20人ずつ5回に分けて行われた。
新役場A棟は高さ10メートルの位置に取り付けられた「つばさひさし」をシンボルとし、庄内町産の杉材をふんだんに使った設計で木材の温もりのある雰囲気が特長。B棟は築42年の旧西庁舎(元余目中央公民館)をリノベーションし、福祉総合相談センターや子育て支援センターなどが入っている。
見学者はA棟1階から見学し階上へと移動。見学の目玉となる4階の議場の見学では、議長席や町長席に座って記念撮影をする人もおり、その後、伝統のガラス張り町長室と副町長室などを見て回りB棟へと移動した。
コロナ禍で5カ月遅れの開催となった見学会には、子どもからお年寄りまでが見学に集まり、この日しか入れない場所なども見て回り貴重な体験をした。今後は見学の募集は行わないが、各種団体や集落単位での見学申し込みには応じる予定という。