2020年(令和2年) 11月3日(火)付紙面より
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新型コロナウイルス感染防止の観点からドライブスルー形式で旬の味覚を広く販売する「豊穣の秋!ドライブスルー販売」が31日午後、酒田市船場町二丁目の県漁業協同組合上屋で開かれた。市内5企業・団体による農海産物、加工品などをラインアップし、車で訪れた市民が買い求めた。
米の消費拡大を図るとともに、消費者から酒田の旬の味覚を楽しんでもらおうと毎年この時期に開催している市農林水産まつりがコロナ禍で中止となったため、代替イベントとして市、庄内みどり・そでうらの両JA、県漁協、北庄内森林組合などが実行委員会(実行委員長・竹越攻征市農林水産部長)を組織し、次年度以降の本格展開に向けた実証実験の場として初めて企画した。
並んだ商品は▽新米食べ比べセット(JA庄内みどり)▽庄内柿(同)▽農産物おまかせセット(JAそでうら)▽三元豚肩ロース特製味噌漬けセット(平田牧場)▽炭火焼ハンバーグセット(同)▽プレミアムいかの塩辛セット(山形飛鳥)▽船凍イカセット(県漁協)―の7種。いずれも事前申し込み制で7種計約100セットを用意した。
この日は午後1時の販売開始とともに、続々と車が訪れ、商品を受け取ってその場で支払いを済ませていた。竹越部長は「コロナ禍によって中止が相次ぐ昨今だが、今できることを考えながらイベントを実施していきたい」と話した。事前申し込みの上、受け取り時間を長く取ったこともあり、混乱はなかった。