2020年(令和2年) 11月27日(金)付紙面より
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鶴岡市のあつみ小学校(松田裕可校長、児童170人)の3年生たちが25日、8月に自分たちで種をまいた赤カブ「焼き畑あつみかぶ」の収穫と漬け込み作業を体験した。
市と学校が毎年、県やまがた緑環境税の交付金を活用し、温海町森林組合の協力で3―5年生を対象に行っている「天魄山森林自然教室」の一環。近くの温海中裏の「温和の森」で5年生が7月に杉林の枝打ちを行い、この枝を使って8月に3年生が同所で焼き畑を行い、4年生から受け継いだ赤カブの種をまいた。
この日、3年生29人は保護者と一緒に温和の森で赤カブ約50キロを収穫。温海町森林組合(大岩川)で赤カブの洗浄・選別作業を見学した後、学校の体育館で甘酢漬けの漬け込みを体験した。
3班に分かれた子どもたちは、赤カブを12キロずつ量り、砂糖、塩、酢と一緒にビニール袋に入れ、「おいしくなーれ」と言いながら、袋の上から手で優しくもんだ。すると、カブの皮の赤い色素が酢で溶け出し、全体が赤く染まった。
忠鉢陽丸君(9)は「白かったカブが真っ赤になって、不思議。きっとおいしくなると思う。赤カブは好きなので、食べるのが楽しみ」と話した。