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荘内日報ニュース


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2020年(令和2年) 11月28日(土)付紙面より

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コロナ禍で生活困窮の外国人一人親世帯を食品提供で支援

 酒田市の東北公益文科大学(神田直弥学長)の学生サークル「Liga食品ロス削減チーム」=鈴木梨加代表(21)、18人=は29日(日)、生活に困窮している外国人、一人親世帯に対して賞味期限間近の食品などを提供する「フードパントリー」を同市の中町モールで開催する。実施を前に、活動趣旨に賛同し食品の収集などで協力している第一生命保険山形支社新酒田営業オフィス(同市みずほ二丁目、樫木智行上席オフィス長)は26日、顧客から集めた食品約300点を同チームに寄託した。

 難民支援を主目的として2018年に結成した「Liga」は「Love in good action」の頭文字をとって命名。昨年10月には「食品ロス削減チーム」を組織、削減に向けた諸活動を繰り広げている。今年7月からは同オフィスと共に、市産業振興まちづくりセンター「サンロク」、有限責任事業組合「ニーナ・コンサルティング」の協力を受けてコロナ禍で生活に困窮している公益大生、一人親世帯に賞味期限間近の食品を無償提供している。

 この日は樫木オフィス長ら7人が公益大を訪問。同オフィス所属社員33人が顧客に声を掛けるなどして収集したカップラーメンや旬を迎えた庄内柿、乾麺、缶詰、カレールー、栄養ドリンクといった約300点を同チームに贈った。

 樫木オフィス長は「趣旨に共鳴し開始当初から全面的に協力している。フードパントリーは良い文化。地域貢献の一環としてこれからも活動を共にしていきたい」、鈴木代表は「多くの人の支援・協力があってこその活動。皆さんの期待に応えられるよう、これからも継続したい」とそれぞれ話した。

 29日の活動は午前11時から。鈴木代表によると、これまでに技能実習生を中心とした市内在住の外国人25人、一人親世帯3組から予約があったという。当日はフードパントリーの他、公益大災害復興支援サークル「チームmoreE」のメンバーが備蓄用非常食「アルファ化米」を使った炊き出しを行い、限定150食を無料で振る舞う。問い合わせはLiga食品ロス削減チームの鈴木代表=電080(1661)9092=へ。

収集した食品を前に、樫木オフィス長(中央右)が鈴木代表に贈呈=26日、公益大
収集した食品を前に、樫木オフィス長(中央右)が鈴木代表に贈呈=26日、公益大


2020年(令和2年) 11月28日(土)付紙面より

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第64回県学校新聞コンクール 荘日賞8点決まる

 第64回県学校新聞コンクール(県新聞教育研究協議会主催、荘内日報社、毎日新聞社など共催)の審査会が26日、酒田市総合文化センターで開かれ、児童・生徒、保護者が制作した力作が、取材力や体裁などさまざまな観点から審査された。荘内日報社賞(荘日賞)には8点が選ばれた。

 情報化の進展に伴い、情報に対する的確な思考や自主性、創造性を育む意義が高まる中、新聞の制作・発行・発表を通じてそれらを養ってもらおうと毎年、県内全域の小中学校とPTAを対象に実施している。

 今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあって出品数がほぼ半減。学校新聞、学級新聞、学習新聞、PTA広報などの部門に、昨年に比べて250点少ない計243点の応募があった。

 この日は県新聞教育研究協議会の齋藤禎行会長(余目第一小学校長)を委員長に、同協議会の顧問・役員、橋本政之荘内日報社長、浜名晋一毎日新聞山形支局長らが審査。部門別に文章力や体裁、編集技術、ニュース性、取材力、企画力、地域性など総合的に評価して入賞・入選作品を決めた。

 齋藤会長は審査に先立ち「コロナ禍の中、文化面で活躍する子どもたちを評価する場を失いたくなかった。応募いただき、審査会を開催できて何より。新聞制作を通して『書く』という学びの楽しさをより多くの子どもたちから知ってもらいたい」と話した。

 全体の審査結果と講評は後日、荘内日報紙上に掲載する。

 荘日賞は次の通り。

 ◇学校新聞の部▽小学校=松原小「まつばら」▽中学校=酒田四中「酒四中新聞」
 ◇学習新聞▽小学校=朝暘三小3年1組(個人)、大泉小1年1組(全員)、琢成小5年1組(個人)▽中学校=遊佐中3年4組(個人)
 ◇PTA新聞=朝暘六小「緑のつばさ」、亀ケ崎小「ひなづる」

作品一点一点を丁寧に確認する審査員たち
作品一点一点を丁寧に確認する審査員たち



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