2020年(令和2年) 12月8日(火)付紙面より
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先月末に先行オープンした酒田市幸町一丁目の光の湊A棟共用ロビーに、高さ約5メートルのクリスマスツリーがお目見えした。同市の酒田駅前商店街振興組合(理事長・五十嵐渉日新開発社長)が企画したもので、5色のきらめきが一足早くクリスマス到来を告げている。
同市のJR酒田駅前で進められている駅周辺整備事業のうち、公共施設「ミライニ」、月見(白旗夏生社長)運営のホテル「月のホテル」とレストラン「ALL DAY DINING月のみち」、日新開発のレストラン・バンケット「ル・ポットフー」は先月28日に先行オープン。これを受け、冬の駅前地区を明るく照らすことで、にぎわい創出につなげようと、同振興組合が「酒田駅前クリスマスイルミネーション」として企画した。
5日夕に行われた点灯式では、大勢の市民らが見守る中、酒田フィルハーモニー管弦楽団でバイオリンを担当する傍ら、県立酒田光陵高音楽部管弦楽班の指導にも携わる蛸井美羽鳥(みはと)さんがクリスマスソングメドレーを演奏。カウントダウンに合わせサンタクロースに扮(ふん)した五十嵐社長がスイッチを押すと、約1万球のLED(発光ダイオード)が5色のきらめきを発してツリーを華やかに彩った。
五十嵐社長は「駅前のシンボルとして大勢から集まってもらえたら。ぜひ写真をたくさん撮って広く拡散してほしい」と話した。クリスマスツリーは今月27日(日)まで連日、午後5―10時に点灯される。
2020年(令和2年) 12月8日(火)付紙面より
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鶴岡市の湯野浜小学校(河井伸吾校長)の5年生18人が4日、同市田代の渡会電気土木(本社・同市下山添、武田啓之社長)田代工場を訪れ、砂防林の松くい虫被害木などが燃料用の木質ペレットに変わる工程などを見学した。
同校では学校近くの国有林約55ヘクタールについて、東北森林管理局と協定を結び、「はまっこ森」として枝打ちなど体験学習を行っている。一方、渡会電気土木は、庄内一円から松くい虫被害木のクロマツや間伐の杉などを集め、木質ペレットや発電用チップ、土壌改良剤などを生産している。このため同社が今年10月、社会貢献事業として湯野浜小に働き掛け、「環境教育サポート協定」を締結した。
今回は協定に基づく活動で、先月半ばに5年生がはまっこ森で枝打ちをした際に社員がサポートしたのに続く第2弾。
環境教育担当の社員の案内で、丸太をチップに破砕する工程や、おが粉にした木を圧縮してペレットにする行程などを見学。また、枝葉や根を細かく粉砕した土壌改良剤は畑の土、チップは酒田市のバイオマス発電所、ペレットはストーブなどに使われていることを学んだ。
本間海翔君(11)は「昔は捨てられていた木が、農家や発電所などいろんなところで使われていると分かった。ペレットを詰めた袋を自動で積み上げるロボットなど、いろんな機械があって面白かった」と話した。