2020年(令和2年) 4月2日(木)付紙面より
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鶴岡市街地の桜(ソメイヨシノ)が1日、早くも開花した。いったいどこの桜でしょうか―。
答えは同市ほなみ町のギャラリー喫茶「かたぐるま」そばの桜並木の1本。年度スタートを告げてくれたかのように同日朝、数輪が花開いた。鶴岡市ゆうあいプラザ(かたぐるま)に併設する同喫茶店は窓ガラス越しに桜を望む穴場スポット。毎年、店内でくつろぎながらの花見を楽しみにしているお客さんも多いという。
かたぐるま周辺にはソメイヨシノの桜並木があり、隣接する鶴岡南部公園(近隣公園)の多くの八重桜と、少し時期をずらして咲き乱れる。かたぐるまでは「コーヒーでも飲みながら、ゆっくりと花見を楽しんでもらえれば」と話していた。
鶴岡公園の桜の開花宣言はまだだが、市街地を探せば、きっと陽気に誘われて咲き始めた桜が見つかるのでは―。
2020年(令和2年) 4月2日(木)付紙面より
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鶴岡市の社会福祉法人道形保育会(富樫松夫理事長)が同市茅原地内で建設を進めていた「ちわら菜の花こども園」(定員75人)が完成し1日、開所式が同所で行われ、関係者がテープカットで利用児童の健やかな成長などを願った。
保育ニーズの高まりを受け、同市道形町で道形保育園を運営する同保育会が、2016年から開設準備を進めていた幼保連携型認定こども園。
敷地は茅原地区区画整理事業区域の西側隣接地で広さ6754平方メートル。ここに昨年10月から木造一部鉄骨造り平屋建て、延べ床面積1244平方メートルの園舎を建設。0―5歳児の各保育室、ステージのある遊戯室、調理室、医務室、事務室、子育て支援室、病児保育室などを備えた。広い敷地で、これから園児や保護者らと共に育っていく「森」をイメージし、県産材を多用し、ぬくもりを感じる造りにしたという。総事業費は約4億3000万円。
この日、同園の遊戯室で行われた開所式には、保育会役員や市、建設業者ら約20人が出席。神事に続き、富樫理事長は「将来を担う子どもたちには無限の可能性がある。この広い敷地と周囲の環境を生かし、地域や動植物などさまざまなものとの創造的で自発的な関わりを基軸とした保育・教育を園の特長、魅力として発信したい」と式辞。菅原光輝園長が建設の経過を説明した上で、「安全第一にこの茅原でしっかり保育、教育をしたい」と決意を述べた。
その後、皆川治市長らを交え、正面入り口前でテープカットし、完成を祝った。3日には入園式を行い、当初は0―1歳児を中心に園児30人、来年3月末までに計50人が入園する予定。これに伴い道形保育園は本年度から、定員が100人が60人となり、新たなスタートを切る。