2021年(令和3年) 11月18日(木)付紙面より
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2021(第27回)日本管楽合奏コンテスト全国大会(公益財団法人日本音楽教育文化振興会主催)の高校A部門が6日に動画配信で行われ、審査の結果、鶴岡東高吹奏楽部が3年連続で上位校に与えられる最優秀賞を受賞した。
コンクールは昨年度に続き新型コロナウイルスの影響により事前収録の動画の配信と審査で行われた。高校A部門(16―35人)には全国から選抜された40校が出場。鶴東吹奏楽部(伊藤慈恩(じおん)部長、部員40人)は、今回で6度目の出場。ピカソの同名作品をモチーフにした現代音楽「泣く女」(田村文生作曲)を演奏し、上位13校の最優秀賞に輝いた。審査員からは「素晴らしい音楽と音響だった」「とても安定感があり、曲が持つ雰囲気がよく出ている演奏だった。個々の技術もしっかりしている」「色彩豊かな演奏で、高校生を感じさせない音楽家集団のよう。今度は生で聴いてみたい」など高い評価を受けた。
3年生の伊藤部長は「今年度は自分たちの演奏を聴いてもらう機会が少なかったため、インターネット配信といえども全国大会で自分たちの演奏を聴いてもらうことができてうれしかった。そうした中で最優秀賞という評価を頂いたことは、部の目標としている『心に訴える演奏』ができたのではないかと思っている」、森木茂顧問は「昨年度に続いて多くの難しい状況に向き合いながらの活動だったが、全国の舞台で演奏できる機会が得られ、さらに高い評価を頂き感謝している。生徒たちの地道な努力と向上心が3年連続最優秀賞という成績につながったと感じている」と話した。
鶴東吹奏楽部は19日(金)午後6時半から、荘銀タクト鶴岡で第47回定期演奏会を開き、コンテスト演奏曲などを披露する。