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2021年(令和3年) 3月23日(火)付紙面より

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東京五輪アーチェリー女子 中村(鶴工高出)代表射止める 最終選考会2位夢の舞台へ

 アーチェリーの中村美樹選手(28)=鶴岡市在住、ハードオフ=が初の五輪代表の座を射止め、今夏の東京五輪出場を決めた。東京五輪のアーチェリー日本代表最終選考会の最終日が21日、五輪本番の会場となる東京・夢の島公園アーチェリー場で開かれ、女子で中村選手が2位に入り、3人に与えられる「五輪出場切符」を手に入れた。2018年春から故郷・鶴岡市に練習拠点を移し、多くの地元関係者に支えられ、競技を始めた中学時代から目標にしてきたという夢の舞台への切符。「地元の人たちが応援してくれたからこそ、スタートラインに立てた。東京五輪で金メダルを取れるよう頑張る」と決意を込めた。

 中村選手は鶴岡三中でアーチェリーを始め、鶴岡工業高3年の時にインターハイで個人3位に入り、進学した日本体育大では2014年の世界室内選手権で準優勝を果たした。大学卒業後は大手リサイクル業「ハードオフコーポレーション」に所属。17年のワールドカップ団体で準優勝し、世界選手権にも出場した。

 母校・日体大で練習をしていたが、ナショナルチーム入りを逃したこともあり、3年前に鶴岡に拠点を移し、高校時代に教えを受けていた鶴岡南高の野崎剛教諭の下、二人三脚で再起を図り、東京五輪を目指した。昨春の代表選考(上位5人)を2位で突破。東京五輪の1年延期で延びた今回20、21日の最終選考でともに2位となり、代表の座を射止めた。

 最終選考を前に、「東京オリンピックと最終選考会が延期になり、一時落ち込んだこともあった。でも、この1年を選手として成長するチャンスと前向きに捉えた。この人が代表で良かったと思ってもらえる選手になりたい」と語っていた。代表に決まり、「悔いの残らない戦いをしたい」と話した中村選手。夢の舞台への挑戦が待っている。

地元の鶴岡を拠点に五輪出場目指して練習に励んだ中村選手=鶴岡市小真木原公園アーチェリー場
地元の鶴岡を拠点に五輪出場目指して練習に励んだ中村選手=鶴岡市小真木原公園アーチェリー場


2021年(令和3年) 3月23日(火)付紙面より

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新型コロナ 新たに21人感染確認 21日に過去最多31人 山形市で急増

 県は22日、新型コロナウイルスの新規感染者21人を確認したと発表した。新たに感染したのは寒河江市の女子高校生、上山市の40代女性、中山町の女子中学生、同町の80代男性、河北町の70代女性、山形市の10?90代の男女16人。県内では一日当たりの新規感染者が5日連続で2桁となっている。

 22日午前10時現在、本県の感染者累計は667人(うち庄内関係167人)。県外確認感染者が2人で検疫所確認感染者が1人。入院者は57人で重症者はいない。38人が入院などの調整中で宿泊療養が12人、在宅療養が6人。これまで541人が退院し死者は16人。県と山形市は同日午後、詳細を公表する。

県提供資料
県提供資料



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