2022年(令和4年) 1月16日(日)付紙面より
ツイート
冬の日本海で捕れた旬の幸の料理や温泉入浴など、鶴岡市温海地域の魅力を堪能できるキャンペーン「温海旬御膳?冬のごっつぉめぐり?」が14日から始まった。来月28日まで、同地域の旅館や飲食店8店舗でそれぞれ、庄内の海産物をふんだんに使ったオリジナルメニューを提供する。
海と山が共存し、豊富な食材に恵まれた温海地域をPR、冬の誘客を図ろうとあつみ観光協会が2009年から毎年実施している。鶴岡市内を中心に、酒田市や内陸からも多くの客が訪れるなど、人気の企画となっている。
今回はあつみ温泉地区の湯温海をはじめ、温海、鼠ケ関各地区の旅館やすし店、カフェなどが実施。店舗ごとに料金が異なり、3300―5500円で設定。旅館は日帰りの温泉入浴券が付く。
このうち、湯温海の末広寿し(斎藤彰店主)では、鼠ケ関港や新潟県村上市の寝屋港で水揚げされたタイや甘エビ、ソイなどのにぎりや、未冷凍の新鮮なベニズワイガニの酢物、ヤリイカとカンパチの刺し身など地物の海産物が勢ぞろい。汁物はその日の仕入れ状況でエビのみそ汁や寒ダラ汁などを提供する。その他にも温海かぶの漬物や、舞茸、カボチャなどの5種類の野菜の天ぷら、妻の友子さん(66)特製の鶏肉のクリームシチューなど、海と山の幸を存分に味わえる。価格は3300円(税込み)。
斎藤店主(71)は「お客さまに喜んでもらいたいという一心。コロナ禍で日頃からストレスがたまる中、おいしい地元産の海鮮料理を食べてゆっくりしてもらえれば」と話している。
温海旬御膳は、利用の3日前までに店舗に電話での予約が必要。先着計500人に温海地域産のパックライスが贈られる。問い合わせはあつみ観光協会=電0235(43)3547=へ。
参加施設・店舗は次の通り。
▽あつみ温泉地区=あつみホテル温海荘、東屋旅館、かしわや旅館、瀧の屋、足湯カフェチット・モッシェ、末広寿し▽温海地区=寿司割烹雅▽鼠ケ関地区=鮨処朝日屋