2024年11月25日 月曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2022年(令和4年) 3月24日(木)付紙面より

ツイート

探究学習の成果 AI天気予想 生花とドライフラワー 天の川スポット… 合同セミナーで高め合う

 酒田東高校(大山慎一校長)理数探究科と鶴岡南高校(坂尾聡校長)理数科の2年生による合同セミナーが22日、鶴岡市のグランドエル・サンで開かれ、両校の生徒たちが1年間の探究学習の成果を発表し合った。

 文部科学省が指定するSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の一環。学校交流や理数分野への関心を高めることを目的に昨年から始めた。新型コロナウイルスの影響で茨城県つくば市での研修に代わり、地元の企業研修や普段の研究を発表し合うセミナーを行っている。18日には両校の生徒が海洋、農業、工業、バイオの4グループに分かれ、地元企業を見学した。

 この日は酒田東高から48人、鶴岡南高から40人が参加。発表会に先立ち、JAXA宇宙教育センターの野村健太さんがオンラインで「宇宙飛行士になるための力」と題して講演した。

 その後、両校の計40グループが▽AIを使った天気予想▽生花とドライフラワーの成分の違い▽接地の意識による足の速さの変化―などの研究成果をポスターで発表し合った。

 このうち、鶴岡市街地で天の川を見られるスポットについて研究したグループは、各観測地点の光害を調査。事業所数と空の暗さに相関関係があることが分かり「事業所から漏れ出る光を抑えたり終業時間を早めることで光害を抑えることができるのでは」とまとめた。生徒たちはメモを取りながら他校の発表に熱心に耳を傾け、積極的に質問。互いに学びを共有する様子が見られた。

 酒田東高の青木淑乃さん(16)は「日常の中で感じたことをテーマにした着眼点がすごいと感じた」、鶴岡南高の佐藤壮真さん(17)は「普段の勉強でも参考になる研究があった。自分たちとは違った視点で研究していて、貴重な体験だった」と相手校の研究を評価した。

ポスター発表で互いに学びを共有する生徒たち
ポスター発表で互いに学びを共有する生徒たち



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field