2022年(令和4年) 9月4日(日)付紙面より
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先月7日から3日間、愛媛県内で開催された全国高校総合体育大会(インターハイ)体操競技で活躍した庄内町の庄内総合高校体操部の3年生メンバー4人が2日、町役場を表敬訪問し、富樫透町長に結果を報告した。大技ロペス(伸身カサマツ2回ひねり)を決めて男子種目別跳馬で優勝した新関愛翔選手(18)=3年=は「楽しく体操ができた。個人総合でも8位入賞し、悔いはない」と話し、栃木県で今月中旬に開かれる国民体育大会での上位入賞などを誓った。
今夏のインターハイ体操競技で同校体操部は、新関選手の優勝、8位入賞の他、新関、いずれも3年の峯田宙(17)、中川快飛(17)、新妻暖大(18)の4選手で挑んだ男子団体総合でも230・126点をマークし、8位入賞を果たした。
この日は4選手らが町役場を訪問。結果報告を受けた富樫町長は「庄内総合、庄内町を広くアピールしてくれた」と述べ、国体を控える選手に対して「けがに注意してベストの状態で大会に挑んでほしい。夢に向かってさらに頑張って」と激励した。
新型コロナウイルス感染が拡大し始めた2020年4月に庄内総合高体操部の門戸をたたいた4選手。学校再開後も体育館が閉鎖となるなど、練習場所の確保に苦労したこともあったという。今大会を振り返り、新関選手は「予選でミスが出てしまい、チームに迷惑をかけた。それでも楽しく体操ができ、個人目標は達成できた」、峯田選手は「国体では6位入賞を目指す」、中川選手は「ミスなく終えることができて良かった」、新妻選手は「ノーミスで演技をすることができて良かった」とそれぞれ話した。