2024年12月3日 火曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2023年(令和5年) 3月31日(金)付紙面より

ツイート

ガイド役高校生ら おもてなしの準備 外国クルーズ船 来酒へ 50人が英会話と観光施設実地研修

 酒田港に寄港する英国船籍の大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の来訪に合わせ、来月中旬に酒田市内で開かれる交流イベント「2023ドキドキおもてなしツアー」の英会話と実地研修が29日、中町モールや周辺の観光施設などで行われた。高校生らのボランティアスタッフが、クルーズ船の外国人観光客と一緒にまち歩きをしながら観光施設などを案内するもので、ガイド役の高校生らが実際にルートを歩き、案内時のポイントや注意点などを確認した。

 コロナ禍からインバウンド需要が戻りつつあり、本年度酒田港には、「ダイヤモンド・プリンセス」が来月14日に訪れるほか、初寄港となるバハマ船籍「シルバー・ミューズ」とフランス船籍の「ル・ソレアル」など大型クルーズ船が6回寄港する予定。

 同市の官民を挙げたおもてなし推進組織「酒田交流おもてなし市民会議」(会長・丸山至市長)では、昨年10月、クルーズ船観光客をもてなすイベント案を考えるワークショップを開催。参加した高校生らのアイデアを基に、1―3月に4回の会議を重ね、中町モールで書道や着物・甲冑(かっちゅう)の着付け、呈茶などの体験コーナーと、相馬樓などを中心に巡るコースと山王くらぶなどを観光するコースのまち歩き2コースを組み合わせた交流イベントを企画。研修は、イベントを前に同会議と市国際交流協会(吉村昇会長)が開いた。

 この日は酒田光陵、酒田西、酒田東、酒田南の生徒と東北公益文科大の学生ら計約50人が参加。初めに市総合文化センターで同大のティモシー・バンティング助教らによる外国人観光客との問答を想定した英会話研修が行われた後、中町モールや、山王くらぶなどを回るコースで実地研修が繰り広げられた。

 このうち、コースの研修にはガイド役を務める高校生ら約20人が参加。同市職員の案内で、当日と同じ中町モール健康プラザを出発し、日和山公園、海向寺、山王くらぶなどを巡る約2時間のルートを歩きながら、歩行時の注意点やトイレ、水を買える場所などを確認。観光施設では担当者から紹介の際のポイントを聞くなど、本番に向け熱心に準備を進めていた。

 参加した酒田南高校観光地域創生専攻2年の照井陽心さん(17)と高橋雅臣さん(17)は「学校で学んだことを生かして頑張りたい。英会話にはあまり自信がないが、話を絶やさないのが大事だと思う。観光施設に着くまでの間のトークなどに気を付けたい」と抱負を語った。

施設紹介のポイントなどを聞く高校生ら=山王くらぶ
施設紹介のポイントなどを聞く高校生ら=山王くらぶ



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field