2024年11月25日 月曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2023年(令和5年) 3月31日(金)付紙面より

ツイート

ブリュード・プロテイン使用コレクション スパイバーとゴールドウイン 5ブランドから今秋販売開始

 鶴岡市のバイオベンチャー・スパイバー(関山和秀代表執行役)とスポーツ用品大手ゴールドウイン(東京)は24日、スパイバーが開発した構造タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」を使った15アイテムを、ゴールドウインが展開する5つのブランドから今秋に販売開始すると発表した。これまでは抽選による限定販売だったが、スパイバーによる素材の量産化が実現し、規模拡大による海外を含むグローバル販売が初めて可能となった。9月には東京・丸の内にブリュード・プロテイン繊維を使用した全製品を販売する店舗をオープンする。

 ゴールドウインが展開するのは、ザ・ノース・フェイスの「ヌプシジャケット」、ナナミカの「バルマカーンコート」、ウールリッチの「アークティックパーカー」など、それぞれのブランドの定番アイテムで、各ブランドを代表する商品デザインを生かしながら、表地にブリュード・プロテインを60%使用するなどして数千着を生産。価格は従来品の2倍程度を見込む。

 同社は2030年までに新規開発製品の10%を同素材に置き換える目標を掲げ、新たな価値と可能性の創造を目指すとしている。渡辺貴生社長は「ブリュード・プロテインを一般に向けて発売できることは、循環型社会を実現する上で大きな意味がある」と話した。

 スパイバーはタイの大規模工場が昨年に本格稼働し、アパレル製品向けなどの素材の量産化が可能になった。循環型社会の実現をキーワードに、「世界は石油化学からバイオのものづくりへと加速していく。さまざまな産業で使われている素材を、人類の持続可能な素材へと置き換える」と話していた関山代表執行役。「これからは量販店でもブリュード・プロテインの製品を買える時代が来ると思う」と語った。

スパイバーの「ブリュード・プロテイン」使用コレクションを発表した関山代表執行役(左)と渡辺社長(東京・東京国際フォーラム)=ゴールドウイン提供
スパイバーの「ブリュード・プロテイン」使用コレクションを発表した関山代表執行役(左)と渡辺社長(東京・東京国際フォーラム)=ゴールドウイン提供



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field