2023年(令和5年) 4月1日(土)付紙面より
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鶴岡市藤沢の市立愛光園デイサービスセンター(所長・加藤昌司愛光園園長)に通う県立鶴岡養護学校の生徒の絵画が、障害者を対象にした芸術作品展で入賞を果たした。
入賞したのは、いずれも鶴岡市の▽門村悠仁(ゆうじん)さん(13)▽佐藤彩翔(あやと)さん(14)▽三谷優吾さん(14)の3人。門村さんは「やまがた障がい者芸術作品公募展」(昨年11月3日―16日・山形市の悠創館)に、佐藤さんと三谷さんは「やまがた障がい児者アート公募展」(昨年12月26日―今年2月12日・山形市のギャラリーら・ら・ら)に出品し、いずれも高い評価を受けた。普段3人は養護学校で学習した後、放課後の午後2時から夕方まで愛光園デイサービスセンターで絵画や工作などの創作活動を続けている。
門村さんの作品テーマは「僕の好きなこと」。英語やロシア語を表記した絵を表現した。佐藤さんは「四季の花」。スケッチブックに桜やチューリップ、菜の花など12種類の花を色鮮やかに描いた。三谷さんの「僕の世界」は大好きなラジコンや機械器具に囲まれながら楽しむ自分の姿を表した。いずれも個性と創作力があふれる作品で会場に訪れた人たちの目を楽しませた。
門村さんは「次回はまた違ったテーマを考えて作品を出したい」、佐藤さんと三谷さんは「絵を書くのは大好き。入選してとてもうれしい」と笑顔を見せた。