2024年12月3日 火曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2023年(令和5年) 4月1日(土)付紙面より

ツイート

県議選告示 熱い戦いスタート 庄内3選挙区 計14人が立候補

 任期満了に伴い統一地方選の前半戦で行われる県議選が31日、告示された。同日午前中まで17選挙区(総定数43)で、54人が立候補を届け出た。庄内地域の3選挙区では定数11に対し14人が立候補した。各候補者は届け出を済ませると、それぞれの選挙区で第一声を上げ、4月9日(日)の投票に向け9日間の選挙戦に入った。現職の勇退に伴い世代交代が進む中、少子高齢化対策やポストコロナにおける経済対策、人材の確保と育成などが争点となりそうだ。31日正午現在、東田川郡区(定数1)など9選挙区は定数と同じ立候補者数にとどまっている。

 庄内3選挙区の立候補受け付けは、午前8時半から三川町の県庄内総合支庁4階の講堂で行われ、受け付け開始前までに予想された14陣営の関係者が訪れ、届け出を済ませた。届け出が1陣営だった東田川郡区を除く鶴岡市、酒田市・飽海郡の両区はそれぞれ抽選を行い、届け出順を決めた。

 書類を提出し審査を受けた各陣営の関係者は、街頭演説用標旗や選挙運動用腕章、選挙運動用自動車表示板など、選挙用の各道具を受け取ると足早に支持者が待つそれぞれの選挙事務所に向かった。

支持者を前に第一声上げる

【鶴岡市区】

 石塚慶候補は地元の気比神社で必勝祈願を行い、選挙事務所近くの鶴岡市日吉町のJA鶴岡本所前で第一声。農林水産業の活性化、若者が活躍できる社会の基盤づくりを強調し訴えた。

 佐藤正胤候補は地元の下山添八幡神社で必勝祈願と出陣式を行い、鶴岡市櫛引庁舎前で第一声。人口減少、ポストコロナの経済回復への支援の必要性、社会基盤整備の推進などを訴えた。

 関徹候補は、市街地を街宣の後、鶴岡市役所前で第一声。国民の命と暮らし、平和を守るためにも戦争への道を止め、県民の声が届く常識ある県議会をつくっていくと訴えた。

 菅原一浩候補は荘内神社で必勝祈願と出陣式を行い、自宅近くの鶴岡市本町二丁目の南銀座通りで第一声。コロナ禍からの経済再生が直近の課題とし、活力ある地域づくりを訴えた。

 今野美奈子候補は、鶴岡市城南町の選挙事務所前で第一声。「家族の幸せ」をテーマに安心して暮らせる社会を目指し、地域の課題を県政に届けて解決するパイプ役を担うと訴えた。

 高橋淳候補は地元の神社で必勝祈願、鶴岡市藤島の選挙事務所そばで出陣式を行い、第一声。ポストコロナに向けた地域経済の発展、誰もが安心して暮らせる地域づくりを訴えた。

【酒田市・飽海郡区】

 田中斉候補は午前9時から酒田市緑ケ丘一丁目の選挙事務所内で必勝祈願と出陣式を行った後、事務所前で第一声を上げ、高速交通網の整備、農業後継者の育成などを訴えた。

 今井和彦候補は酒田市西野町の選挙事務所で必勝祈願の後、同市中町二丁目の旧清水屋前で第一声。商店街の活性化のため、不動産関連の規制緩和、都市計画法の改正などを訴えた。

 梶原宗明候補は午前8時半から酒田市東大町一丁目の選挙事務所で必勝祈願と出陣式を行った後、事務所前で第一声。庄内地域のポテンシャルを生かした施策の実現などを訴えた。

 江口暢子候補は酒田市幸町二丁目の選挙事務所前で第一声を上げ、「誰もが安心して暮らせる山形」を目指し、女性ならではの目線で地域の発展に貢献していくと訴えた。

 森田廣候補は午前9時から酒田市千石町二丁目の選挙事務所近くにある駐車場で出陣式を行った後、第一声。これまで培った経験を生かし、交通インフラの整備などを訴えた。

 阿部ひとみ候補は酒田市富士見町一丁目の選挙事務所で必勝を祈願した後、事務所前で第一声。日本海沿岸東北自動車道など高速交通網の整備、子育て世帯への支援拡充を訴えた。

 石黒覚候補は地元・飛鳥神社で必勝を祈願し、酒田市東中の口町の選挙事務所で午前8時半から出陣式。終了後は事務所前で第一声を上げ、次代を担う人づくりの重要性などを訴えた。

【東田川郡区】

 田澤伸一候補は庄内町狩川の八幡神社で必勝祈願。出陣式後、同町余目のJAあまるめ前で第一声。多様な働く場の創出、インフラ整備、デジタル化の高度技術人材育成などを訴えた。

3選挙区とも減少 庄内地域有権者数

 県選挙管理委員会は30日、県議選の選挙時登録による同日現在の県内各市町村選挙人名簿登録者(有権者)数を発表した。

 庄内地域の3選挙区別の有権者数は、鶴岡市区(定数5)が10万3388人(男4万9349人、女5万4039人)、酒田市・飽海郡区(同5)は9万6160人(男4万5818人、女5万342人)、東田川郡区は2万3252人(男1万1167人、女1万2085人)。

 前回(2019年)の選挙時登録と比べると、鶴岡市区は4985人、酒田市・飽海郡区は4423人、東田川郡区は1285人それぞれ減少した。

 一方、公職選挙法に基づき、選挙時登録の有権者数や選挙区内議員定数などで算定される選挙運動に関する支出金の制限額は、鶴岡市区が561万6300円、酒田市・飽海郡区が549万6300円、東田川郡区が583万円となった。

県議選が31日告示され、庄内3選挙区の各候補者が選挙戦の第一声。支持者が「頑張ろう」コールで気勢を上げた=鶴岡市内
県議選が31日告示され、庄内3選挙区の各候補者が選挙戦の第一声。支持者が「頑張ろう」コールで気勢を上げた=鶴岡市内

画像(JPEG)



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field