2024年11月29日 金曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2023年(令和5年) 1月25日(水)付紙面より

ツイート

「鶴岡まちなかキネマ」3月25日再オープンへ CF目標大幅に上回る支援

 全国の共感を呼び1000万円の支援金集まる―。鶴岡市の「鶴岡まちなかキネマ」の再オープンを目指し、運営する山王まちづくり(三浦新社長)が取り組んでいたクラウドファンディング(CF)が23日に締め切られ、当初目標の600万円を大幅に上回る1020万3500円の支援が集まった。三浦社長は「映画館を残したいという思いが全国各地の人々に届いて広がり、共感を呼んだ。感謝しかありません。3月25日のオープンに向け、準備を進めたい」と話した。

 旧まちキネは2020年5月に閉館した。その後、鶴岡市社会福祉協議会が事務局移転のため土地と建物を取得。市の補助を受けるなどして改修し、一部の上映機能を生かした映画上映機能付き交流スペースを「新まちキネ」として活用することになった。交流スペースは、旧まちキネにあった4つのスクリーンのうち、客席が78と40の2つのスクリーンを活用するミニシアターとして、山王まちづくりが運営する。

 CFの当初目標額は、老朽化したデジタル映写機の更新費用として600万円に設定し、昨年10月14日にスタート。返礼品には旧まちキネ時代から交流のあった俳優の井浦新さんの応援・協力で、井浦さんデザインのTシャツやパーカー、トートバッグ、ステッカーを用意した。いずれにも映画観賞券を付けた。

 CF開始後しばらくは資金の集まり具合が思ったように進まず、関係者が気をもんでいたが、「映画館の灯を消さず、映画文化を残したい」という思いがメディアを通じて全国の映画ファンなどの心に響き、支援金が積み上がった。途中、目標額を800万円に引き上げたが、これも大きく上回る支援金が寄せられた。

 集まった支援金は、映写機更新のほか、自己資金で整備を予定していたデジタルシネマサーバーの更新、オンライン予約対応のチケットシステムの導入などに充てる予定。

 三浦社長は「県外からの支援が多かったが、地元の皆さんからもいろんな人々に声を掛けてもらい、設備導入経費として見込んでいた1000万円を調達できた。共感いただいた多くの方々の思いに応えられるよう、再オープン後のまちキネを維持していきたい」と話した。3月25日のオープンに向けて準備を加速させ、2月中には再開当初の上映ラインアップを公表する予定だ。

CFで全国から1000万円の支援金が寄せられた「まちキネ」の施設改修後のイメージ図。左奥2棟のうち右側に2つのスクリーンが備えられる
CFで全国から1000万円の支援金が寄せられた「まちキネ」の施設改修後のイメージ図。左奥2棟のうち右側に2つのスクリーンが備えられる


2023年(令和5年) 1月25日(水)付紙面より

ツイート

「ダレカキテ…」ツイッター話題 加茂水族館 “来館者ゼロ”に応援コメント

 鶴岡市の加茂水族館(奥泉和也館長)の公式ツイッターで「ダレカキテ…」という投稿が話題になっている。今月10日の午前10時の時点で来館者は0人だったことを嘆く内容に、リツイート数は2万件を超え、9万余の「いいね」が付けられている。県内外から「今一番行きたい水族館」「頑張って」など多くの応援が寄せられ、オンラインショップの売り上げが大幅に伸びたという。

 同日の最終的な来館者は91人。クラゲ飼育員の池田周平さんは「たくさんの温かいコメントありがとうございます」とツイートでお礼を述べた。21、22日の週末の来館者数は計1229人で、今後も天候の悪化が予想されることから、来館者増に向けて趣向を凝らすという。

 同館では冬、子ども料金の無料キャンペーンを行っている。個人・団体どちらで来館しても小・中学生は入館無料。中学3年生は卒業年度まで有効。同キャンペーンは3月31日(金)まで。

開館から1時間たっても来館者がいないクラゲ解説コーナー=10日、加茂水族館提供
開館から1時間たっても来館者がいないクラゲ解説コーナー=10日、加茂水族館提供



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field