2024年(令和6年) 2月10日(土)付紙面より
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日本遺産の日(13日)に合わせた鶴岡市の「日本遺産ウイークin鶴岡」が7日、JR鶴岡駅のマリカ東館1階「つるおか食文化市場FOODEVER(フーデバー)」でのPR展示で始まった。10―12日を中心に同市が有する「出羽三山生まれかわりの旅」「サムライゆかりのシルク」「北前船寄港地・船主集落」の3つの日本遺産の構成文化財の関連施設が無料公開される。
文化庁などが定めた日本遺産の日は、2020年から設けられた。「に(2)ほんい(1)さん(3)」の語呂合わせで制定。鶴岡市は市町村単位で全国最多の3つの日本遺産にまつわる物語を紹介し市民や観光客に親しんでもらおうと、関連団体や構成文化財となっている施設の関係者と連携し、「ウイーク」を設定してPRしている。
無料公開されるのは▽出羽三山生まれかわりの旅の情報コーナーがあるいでは文化記念館▽サムライゆかりのシルク関連で松ケ岡開墾場1番蚕室の松ケ岡開墾記念館▽北前船寄港地関連で善寳寺本堂と慈照殿―の3カ所。松ケ岡開墾場では無料公開に合わせ、日没から午後8時まで蚕室のライトアップも行う。善寳寺慈照殿では、東北芸術工科大とのプロジェクトで修復された江戸時代末期制作の五百羅漢像も一部展示する。
フーデバーの展示は14日まで。サムライゆかりのシルク関連で鶴岡中央高シルクガールズプロジェクトによるシルクドレス1着のほか、3つの日本遺産を紹介するパネルも展示している。問い合わせは市政策企画課=電0235(35)1184=へ。