2024年(令和6年) 2月11日(日)付紙面より
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絵本作家のつちだよしはるさん(鶴岡市出身)が9日、同市の城南幼保園(本田淳園長)を訪れ、園児たちと交流した。
事前に、ぞう組(年長児)の園児一人一人につちださんの作品から1場面を選んでもらい、当日、作中に園児本人も登場する絵を色紙に描いてもらった。その後、そのお礼として同園で作った「つちだ先生の歌」を年長児全員で合唱し、感謝の気持ちを表現した。「私の大好きつちださん♪にこにこやさしいつちださん♪心がぽかぽかあたたかい♪絵本を作ってくださって♪本当に本当にありがとう♪」
今回で2回目となるこの交流は、本田園長からの熱いラブコールにつちださんが応える形で実現した。「園児はつちださんが来園するのを心待ちにしている。その間に子どもたちの気持ちが醸成されてゆくことが大切。こうした交流が一連の流れになり卒園制作として実を結ぶ」と本田園長は語った。
将来絵本作家になりたいという大場あい菜さん(6)は「どうしたらそんなに早く描けるんですか」と質問。つちださんは「いっぱい絵を描くと早くなります」とにこやかに答えていた。