2024年(令和6年) 2月12日(月)付紙面より
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酒田、遊佐両市町の9蔵元で組織する「酒田酒造協議会」(茨木高芳会長)が主催した「酒田の新酒を楽しむ会」が10日夜、同市のホテルリッチ&ガーデン酒田で行われた。
日本酒の消費拡大につなげようと毎年この時期に開いており、20回の節目となった今年は240人が参加。庄内沖で水揚げされた旬の魚介などを用いた各種料理を味わいながら、それぞれの蔵元が醸した新酒を堪能した。
楽しむ会に先立ち、日本酒造組合中央会主催「全国きき酒選手権」県大会への出場権をかけた酒田地区予選会があり、150人余が挑戦。7種を利き酒し好みで順位を付けた後、並び替えた7種を再度味わい、同様に順位を付け、1回目と2回目の一致している数を競い合った。
楽しむ会実行委員長を務めた佐藤宅真さん(オードヴィ庄内)は「コロナ禍の影響で2年続けて中止、昨年は規模を縮小して開催した。多くの人から参加いただき、ようやくコロナ禍前に戻った感じ。このようなイベントを通して、特に若い世代に日本酒、地酒の魅力を伝え、ファンを増やしていけたら」と話した。