2024年(令和6年) 2月12日(月)付紙面より
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韓国から本県へ昨年11月以来となるチャーター便が9日、庄内空港に到着し、地元関係者が旅行客に記念品を手渡すなど歓迎した。
地元観光関係者や行政関係者らがインバウンドによる地域振興を視野に在韓国総領事館に働き掛けるなどし、昨年11月に4年ぶりとなる韓国との相互国際チャーター便が実現。11月の便が好評だったことなどから今回の運航が決まった。アシアナ航空の中型機(174人乗り)が満席となる約170人が降り立ち、3泊4日の日程で鶴岡市のホテルなどに宿泊しながら加茂水族館や山居倉庫、最上川舟下り、いちご狩りなど県内観光を楽しむ。
この日、空港1階の到着ロビー前で行われた歓迎イベントには県や庄内2市3町の観光関係者ら約20人が参加。午後1時ごろに乗客が到着ロビーから出てくると「ようこそ山形へ」と書かれた横断幕を掲げ、「アンニョン・ハセヨ」(こんにちは)などと声を掛けながら、県産のリンゴジュースや庄内産のつや姫を手渡した。
また、出羽三山神社の山伏がほら貝を鳴らし、「きてけろくん」などのマスコットたちも旅行客を出迎えた。キム・キュピルさん(77)は「日本には何度か来ているが、山形県は初めて。雪景色が素晴らしく、温泉も多いと聞いているので楽しみ」と話していた。
折り返し便には庄内側からの観光客など約30人が搭乗した。チャーター便は12日にも運航される。