2024年11月28日 木曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2024年(令和6年) 2月14日(水)付紙面より

ツイート

“ジビエの魔術師”料理堪能 創意にあふれ手の込んだ数々 カモンマーレ 庄内食文化取り入れ有馬シェフ腕振るう

 野生鳥獣肉の料理を得意とし“ジビエの魔術師”と称される有馬邦明シェフ(52)=東京都在住=による、ジビエ料理と寒鱈(かんだら)汁を味わうイベントが10、11の両日、鶴岡市加茂の「渚の交番カモンマーレ」内にあるイタリアンレストラン「ピッコロ・パッソ」で開かれた。参加者が、珍しい食材を使い創意にあふれ、手の込んだ数々の“有馬マジック”の料理を堪能した。

 同レストランは有馬シェフ監修で昨年6月にオープン。ジビエ料理を打ち出したイベントは初めて企画され、内陸地方を含め2日間で約90人が参加した。

 ジビエ料理では、沖縄・石垣島で野生化し害鳥として駆除されたクジャクをはじめ、ヒグマやツキノワグマ、イノシシ、アナグマ、エゾシカ、マガモなど10種の野生鳥獣を使い、前菜やパスタなどで提供。ベニズワイガニやパプリカ、庄内豚など地元の食材も生かし、「あんかけ」「酒かす」といった庄内の食文化も取り入れた多彩な料理が出された。

 グループで天童市内から訪れた女性たちは「ジビエはどれも初めて口にするものばかり。全部おいしくて、その味に驚いて、シェフの説明を聞いて驚いて、料理の工夫にびっくりして、何度も喜ばせてもらいました」と話していた。寒鱈汁も大根をすりおろしてとろみを付けたり、マダラの身をソーセージにして具材にしたりと、有馬流で提供した。

 今回使用したジビエは北海道から沖縄まで全国各地から取り寄せた。有馬シェフは「来シーズンは地元のジビエも使い、カモンマーレならではのメニューを出したい」と話し、地元の海と里、山の恵みを発信する料理への思いを語った。

有馬シェフ(右から3人目)の説明を聞きながら、多彩なジビエ料理を楽しむ参加者=11日
有馬シェフ(右から3人目)の説明を聞きながら、多彩なジビエ料理を楽しむ参加者=11日



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field