2024年(令和6年) 2月18日(日)付紙面より
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酒田市の八森自然公園内の遊歩道に自生しているオウレンが開花、散策客にひと足早く「春到来」を告げている。
オウレンはキンポウゲ科の常緑の多年草性草本で、背丈は10センチほど。数少ない日本特産の薬用植物で、同園内では大きく2カ所の遊歩道に広く自生している。毎年2月中旬ごろの雪解けとともに頭をもたげて咲き始め、数センチの白く小さい花が約1カ月間咲き続けるという。
毎年開花を確認している八幡総合支所地域振興係の池田久浩さんによると、今年は暖冬の影響からか先月26日から咲き始め、これまで見てきた中で一番早い開花という。見頃のピークは3月上旬ごろ。池田さんは「オウレンの花で遊歩道の傾斜が真っ白になると、本格的な春が来たと感じる」と話した。
同園ではオウレンの開花を皮切りに今後、カタクリ、キクザキイチゲなどが咲き始めるという。