2024年(令和6年) 6月30日(日)付紙面より
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酒田市の飯森山公園内のアジサイが見頃を迎え、散策に訪れた人や行楽客の目を楽しませている。
同公園の中心施設・土門拳記念館と拳湖を囲む約8000平方メートルのアジサイ園は1980年に造成。日和山公園に続く花の名所にしようとアジサイの植樹を始めたとされる。現在は約135種類、約1万株が植えられ、県内有数の規模となっている。毎年、6月下旬から7月上旬にかけて彩りを見せ、多くの散策客が訪れている。市整備課によると、今年も例年と同じく今月上旬から咲き始めたという。
27日は青空が広がり、装飾花のピンクの花弁と中央部の青紫のコントラストが美しい「ミセス・クミコ」、真っ白な装飾花が緑の葉に映える「ホワイトダイヤモンド」、真花の周りに咲く白い装飾花が花火を思わせる「スミダノハナビ」などが色とりどりに咲き誇り、訪れた人々は撮影や散策を楽しんでいた。
デイサービスの散歩で訪れていた80代の利用者たちは「写真で見るより何倍もきれいで癒やされる。ベンチもきれいに整備されてるので座りながらでも花を眺められるのがうれしい」と話した。
同課によると、見頃は7月中旬ごろまで。過ぎた後は来年のため全て剪定(せんてい)を行うという。