2024年(令和6年) 7月5日(金)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡第五中学校(土井浩貴校長、生徒273人)で2日、総合的な学習の中で学んだ「幸せ探求科」の報告会が行われた。1年生から3年生の全校生徒が参加。1年生は「五中版・地域おこし協力隊」をテーマに加茂地区の課題について発表した。
「幸せ探求科」は▽地域の在り方を考える▽自分を見つめ伸ばす▽思考力と判断力、表現力を身に付ける―ことが目標。学年ごとにテーマを設け、体験学習してきた成果を披露した。
このうち1年生の「五中版・地域おこし協力隊」の発表では、生徒代表が学区内の一つ加茂地区の課題解決に向けて「地域の人からは海の磯焼けやごみの漂着、人口減少が進んでいると聞いた。私たちにできることは漁師の町として栄えた加茂の良さを広めること。そして海や海岸をきれいに保ち『SDGs』に取り組んでいくことが大切だと感じた」と話した。
2年生は鶴岡市のオリエンタルモーターと伊藤鉄工での職場体験を通じて「製造している製品が社会に役立ち、お客さん(顧客)から感謝された時が一番うれしい、と社員の方から教わった」とスライドを使って伝えた。