2024年(令和6年) 7月5日(金)付紙面より
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警察、海上保安部、消防、自衛隊(防衛省)の4機関合同による公務員職場ガイダンスが6月29日、酒田市大町の酒田地区広域行政組合消防本部・消防署で開かれ、参加者が各機関の活動について理解を深めた。
酒田警察署(小川広治署長)、酒田海上保安部(相川武司部長)、酒田消防(齊藤政晴消防長)、自衛隊山形地方協力本部酒田地域事務所(武内義孝所長)の共催事業。各機関は普段個別に職場紹介を実施しているが、団結してよりアピール力を高めようと、2017年から合同で開催。多くの機関を一度で体験できることから、学生の就職指標を考える機会として好評を得ている。
この日は同市内の中高生を中心に6人が参加。参加者は2グループに分かれて各ブースを回り、各組織の概要説明を受けたほか鑑識捜査や装備着用などを体験した。
このうち消防のブースでは、車両を間近に見ながら各車両の役割や機能を説明。山岳救助などで重さが3分の1になる「倍力システム」を活用したロープ引き体験、出動訓練の見学を行った。参加した酒田南高3年の田邊快さん(17)は「消防志望。他の公務機関を知るきっかけにもなって良かった。比較もできて、働くイメージが具体的にできた」と話した。