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荘内日報ニュース


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2024年(令和6年) 8月4日(日)付紙面より

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県内 農林水産業被害60億円 田畑、ビニールハウス浸水・冠水 記録的な大雨被害 さらに拡大見込む

 先月25日朝から翌26日未明にかけての記録的な大雨に関し、県の災害対策会議が2日午後、県庁で開かれ、農林水産業の被害額が現時点で60億円に上ることが報告された。被害は庄内・最上地域に集中し、調査途中のため被害額は今後さらに拡大する見込み。県は同日、生産支援に向けた緊急対策に触れ、国の災害復旧事業の対象に該当しない小規模被害の農地や農業用施設に対する支援を行うことなどを説明した。

 県によると、庄内地域では鶴岡、酒田、庄内、遊佐の4市町で水稲・大豆、野菜のほ場、花きなどのビニールハウスへの浸水・冠水や土砂流入が発生。間もなく収穫が始まる酒田市特産の和梨「刈屋梨」の園地は冠水・浸水被害を受けたほか、倒木や周囲を囲む柵の倒壊もあったという。農業関連施設では同市竹田のカントリーエレベーターも浸水被害を受けた。

冠水した酒田市上青沢の田んぼ。出穂を迎えるはずだった水稲の姿はない=先月29日午前
冠水した酒田市上青沢の田んぼ。出穂を迎えるはずだった水稲の姿はない=先月29日午前


2024年(令和6年) 8月4日(日)付紙面より

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風評払拭や観光支援 鶴岡商議所鶴岡市へ 温泉地キャンセル多く要望

 庄内地域などの大雨被害を受け、鶴岡商工会議所(上野雅史会頭)は2日、鶴岡市に対して、風評の払拭に向けた情報発信など市内の観光関連事業者への支援を求める緊急要望を行った。

 要望項目は▽旅行需要の喚起に向けた「宿泊割」やクーポン事業などキャンペーンの実施▽影響を受ける関連事業者による販促・宣伝PRへの支援▽観光情報発信の強化▽被害や復旧に関する地域内外への情報提供―の4点。緊急の要望書は、同日に市内で開かれた市との意見交換会の席上、上野会頭が「市内4つの温泉地を中心に宿泊キャンセルが増えている。正しい情報をきちんと伝えてほしい」と述べ、皆川治市長に手渡した。皆川市長は「観光客の受け入れに問題はない。夏の観光シーズンに鶴岡を訪れてもらえるよう、大いにPRしたい」と応じた。

 市によると、先月25―29日に市内の湯野浜、湯田川、由良、あつみの4温泉地の宿泊施設を対象に聞き取りしたところ、少なくとも831件、2559人の予約キャンセルがあった。夏の繁忙期に例年と比べて予約数も伸びておらず、被災地の迷惑にならないようにと庄内への旅行を控える傾向も見られるという。

緊急要望書を手渡す上野会頭(左)=鶴岡市・新茶屋
緊急要望書を手渡す上野会頭(左)=鶴岡市・新茶屋


2024年(令和6年) 8月4日(日)付紙面より

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サッカーで広がる友情の輪 北海道・名寄市から少年団来鶴 藤島・羽黒地域の子どもたちと交流

 開拓を縁に鶴岡市と姉妹都市の盟約を結んでいる北海道・名寄市のサッカー少年団が3日、羽黒町の広瀬小学校グラウンドで鶴岡の子どもたちと交流試合を行った。

 一行は「名寄ピヤシリサッカー少年団」の小学生21人と指導者2人。2日に仙台空港経由で鶴岡に入り、名寄のゆかりの地・藤島地域の「湯の澤温泉 地蔵の湯」で交流会に臨んだ。

 交流試合には藤島と羽黒地域のスポーツ少年団の団員20人が参加。計6試合(8分ハーフ)を行い、熱戦を繰り広げた。午後は由良海岸に移動し磯遊びを楽しんだ。

 名寄市西小の倉田翔琉音(はると)君(6年)は「鶴岡の人たちから温かく迎えてもらい、うれしかった。名寄と比べるとやっぱり暑い」と笑顔を見せた。羽黒小の金内瑠珂(るか)君(6年)は「また名寄のみんなと対戦できる日を楽しみにしていた。これからも友情の輪を大切にしたい」と話した。

 4日は加茂水族館や東田川文化記念館を見学したり羽黒山の石段登りを体験する。最終日の5日は皆川治市長を表敬訪問し末永い交流を誓う。

 両市は明治33年、太田豊治氏を団長とする添川集落(現鶴岡市添川)の開拓団が名寄市の曙地区を開いた歴史的な背景をきっかけに交流が始まった。一時、コロナ禍の影響を受けたがサッカーやバスケ、バレーといった子どもたちを中心とした相互交流を続けている。2026年には鶴岡市で名寄市との姉妹都市盟約30周年記念式典を開く予定。

名寄のサッカー少年(左側)と交流し友情の絆を育んだ
名寄のサッカー少年(左側)と交流し友情の絆を育んだ


2024年(令和6年) 8月4日(日)付紙面より

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プロの指導で技術向上 アランマーレ・小学生バレーボールクリニック

 酒田地区小学生バレーボール連盟(佐藤重昭会長)が主催した「小学生バレーボールクリニック」が3日、酒田市のINPEX酒田アリーナで行われ、国内最高峰・SVリーグ女子に所属するプレステージ・インターナショナルアランマーレ(アランマーレ山形)の選手・スタッフの指導で、酒田、遊佐両市町のバレースポーツ少年団員たちが技術向上に努めた。

 両市町のバレースポ少12団で構成する同連盟が、アランマーレの協力、同市の日本海総合病院(橋爪英二病院長)、市の後援で2018年から毎年、夏休みに開催している。8回目のこの日は団員約140人と指導者約30人が参加した。

 アランマーレと同病院が贈ったオレンジ色の特製Tシャツを着た団員たちは体をほぐした後、サーブとレシーブを練習。選手・スタッフから「レシーブはステップが重要。相手が打つ瞬間からステップを」など指導を受け、何度も繰り返していた。

 団員たちはミニゲームやサイン会で選手たちと交流。宮野浦スポ少の佐藤美桜主将(宮野浦5年)は「分かりやすく教えてもらい、楽しかった。サーブを遠くまで打つ方法を学んだ。試合に生かしたい」と話した。

アランマーレの選手・スタッフの指導で技術習得を図る団員たち
アランマーレの選手・スタッフの指導で技術習得を図る団員たち


2024年(令和6年) 8月4日(日)付紙面より

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荘内看護専門学校説明会 地域医療の担い手に 高校生・一般参加者 模擬授業で体験

 鶴岡市立荘内看護専門学校(校長・鈴木聡荘内病院長)の学校説明会が2日、鶴岡市馬場町の同校で始まった。高校生や一般合わせて31人が参加し、看護を学ぶ模擬授業に取り組んだ。

 受験志望者を対象に学校の教育理念について理解してもらおうと毎年開いている。今年は2日間の説明会(2回目は5日)に合わせて約70人が参加する。

 初日は学校概要について担当者の説明を受けた後、看護学生らを講師に瞳孔確認や血圧測定、ベッドのシーツ交換、胴回りに約3キロの重りを巻いて妊婦の気持ちを体験した。

 鶴岡工業高校から参加した女子生徒(3年)は「私の第1志望は『荘看』に進学すること。今日はとてもいい勉強になった。3年間学んで立派な看護師になるのが目標」と話した。一般入試の受け付けは11月に始まる。

 荘内看護専門学校は旧鶴岡税務署跡地で新校舎(鉄筋コンクリート3階建て)の建設を進めている。開校予定は来年4月。これまでの定員20人を30人に拡大し地域医療の向上につなげる。

人形を使って模擬授業を体験する女子高生
人形を使って模擬授業を体験する女子高生



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