2024年(令和6年) 8月24日(土)付紙面より
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広く子どもたちから情報通信技術(ICT)を身近に感じてもらおうと、遊佐町ICT推進室が企画した講座「YUZAこども未来ラボ」の第3講が22日、町生涯学習センターで開かれ、町内の児童・生徒が専用ソフトを使ってパソコンでの演奏・合奏を楽しんだ。
夏休み期間中の子どもたちからデジタル技術について理解を深めてもらおうと、同推進室は今夏、ロボットカーの制御、パソコンによるデザイン、音楽の制作編集と興味に応じて選べるよう3つの講座を企画した。
「カトカトーンで音楽の世界へ」と銘打って行われた第3講は、児童・生徒4人が参加。いずれも町地域おこし協力隊員でデジタル変革(DX)を担当する秦秀平さんと渡辺真央さんの指導で、ブラウザ上で動くソフト「カトカトーン」を用い、パソコンを使って音楽を作成編集する「DTM(デスクトップミュージック)」について学んだ。
米津玄師の「パプリカ」を題材に、子どもたちは楽器別に分けられた楽譜からメロディー、リズムをパソコンに入力。1時間半ほどの作業で完成し、秦さんを含め5人で合奏した。
タンバリンやボンゴなど打楽器でリズムを担当した菅原英汰君(8)=遊佐小3年=は「自分で打ち込んだ曲が流れ、うれしい。また作ってみたい」と。エレクトーン奏者でもある秦さんは「講座の時間として3時間ほど取っていたが、これほど早く完成するとは思わなかった。子どもたちはのみ込みが早い」と話した。