2024年(令和6年) 8月24日(土)付紙面より
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全国の高校生が生命科学分野の研究成果を競う「第14回高校生バイオサミットin鶴岡」の表彰式が23日、鶴岡市先端研究産業支援センターで行われた。庄内関係では酒田東高2年の後藤心さん(17)が成果発表部門で審査員特別賞を、鶴岡工業高2年の小野寺琉晟さん(17)が1回戦のプレゼンテーションを含めて鶴岡市内の高校生に贈られる鶴岡市長賞をそれぞれ受賞した。
慶應義塾大先端生命科学研究所と県、鶴岡市が実行委員会をつくり、2011年から毎年夏休みに開催している。今回は書類審査を経て、18都道府県から応募があった95点(63校178人)が1回戦(7日、オンライン形式)に進み、成果発表部門39点、計画発表部門15点による決勝が21日に行われた。
表彰式では各大臣賞、優秀賞などを受賞した31個人・グループが発表され、審査委員長の荒川和晴慶應先端研所長が各受賞者に表彰状を手渡した。
2年連続の審査員特別賞を受賞した後藤さんは「昨年よりレベルアップしたけど同じ賞だったのが残念。来年は分かりやすく伝えるなど工夫したい」、「小型淡水エビの触角の再生力」に関する計画研究でサミットへ初参加した小野寺さんは「決勝には進めなかったけど、他の参加者と交流して貴重な体験ができた」とそれぞれ話した。