2024年(令和6年) 8月31日(土)付紙面より
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7月25日からの記録的大雨に関して県庄内総合支庁は29日、依然として一部で断水が続く酒田市北青沢に堆積した土砂が推定で約1万5000立方メートルになると発表した。9月下旬までの土砂撤去完了を目指し、県は大雨で氾濫した荒瀬川の支流・小屋渕川、同市は市道と宅地内で作業を進めている。
同日に同支庁で開かれた支庁長記者懇談会で発表した。同支庁建設総務課によると、北青沢の小屋渕集落では小屋渕川上流部で土石流が発生し、集落に土砂が堆積。9日に行われた専門家による現地調査で「今後の雨に備えて最優先に同川の土砂撤去を行い、流路を確保すべき」との説明を受け、15日から流路確保のための作業を開始したという。同課によると、28日現在で既に約9400立方メートルの土砂を搬出しているという。