2024年(令和6年) 11月5日(火)付紙面より
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鶴岡市の藤島歴史公園Hisu花(ヒスカ)で3日夕、庄内最大級のイルミネーションの点灯が始まった。今年は約15万球のLED電球に加え、250メートル区間にわたりネオンライトを藤棚などに飾り、歴史公園を彩った。
同公園のイルミネーション設置は2016年から続いている。現在は市民有志によるグループ「Hisu花ワークショップ」(井上夏代表)が主催し、地域を元気にしようと公園の藤棚やアーチを電飾で華やかに演出するとともに、さまざまなイベントを企画している。
点灯式は午後5時から行われ、地元の藤島こりす保育園(藤の花一丁目)の園児たちが元気な歌声で盛り上げた。続いてワークショップのメンバーが来場者と声を合わせてカウントダウン。午後5時20分、一斉に電球の光がともった。
3連休の真ん中で日曜日のこの日、公園は大勢の来場者で混雑。温かな光を放つイルミネーションの下、子どもをスマートフォンのカメラで撮影する保護者や、友人同士笑顔で自撮りする姿が見られた。
友人と訪れた庄内総合高定時制1年の奥山喜衣さん(15)は「地元(藤島)に住んでいるので毎年見に来ている。年々電飾が増えていて、華やかでとてもきれい。人口減が心配だが、もっと地域を盛り上げていきたい」と話していた。
イルミネーションの点灯は来年1月13日まで。時間は午後4時半から同9時半。