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2024年(令和6年) 11月22日(金)付紙面より

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磨いた技で市発展に貢献 「鶴岡の名工」2人を表彰

 「鶴岡の名工」としてたたえる、本年度の鶴岡市卓越技能者表彰式が19日、同市の新茶屋で行われ、受賞者2人に皆川治市長から賞状が贈られた。

 市卓越技能者表彰制度は旧鶴岡市が1985(昭和60)年、城下町・鶴岡に伝わる伝統的な技能などを尊重し、技能者の地位向上や技能水準を高めることを目的に創設。昨年度までに計146人の「鶴岡の名工」が受賞している。

 40回の節目となる本年度は、野菜漬物工で本長に勤務する大瀧久美子さん(60)=水沢=と、日本料理調理人で「鶴岡料理すず音」などを経営する丸山環さん(59)=錦町=の2人が選ばれた。表彰式には受賞者と来賓、選考委員が出席。受賞者に賞状、大瀧さんの夫、丸山さんの会社の統括女将(おかみ)に記念のメノウ製盾(同市の城戸メノウ製作所作製)がそれぞれ手渡された。

 皆川市長は「これまで磨いた技を後進に伝え、技能を通じて市の産業のさらなる発展に尽力いただきたい」とあいさつ。表彰を受け大瀧さんは「チーム本長の代表として表彰を受けたのだと思う。これからも会社、漬物業界、鶴岡の発展に貢献したい」、丸山さんは「今後とも庄内の食材を使った料理で、食文化の発展に尽くしたい」と述べた。表彰式後は出席者による記念撮影と祝賀会が行われた。

「鶴岡の名工」として表彰された大瀧さん(右)と丸山さん
「鶴岡の名工」として表彰された大瀧さん(右)と丸山さん



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