2024年(令和6年) 12月20日(金)付紙面より
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県は18日、県内全域に今季初の「インフルエンザ注意報」を発令した。今後も感染拡大が懸念されるとして、マスク着用や換気、手指消毒などの予防策を徹底するよう呼び掛けている。
県健康福祉企画課によると、9―15日の1週間に県内43の定点医療機関から報告された1定点当たりの患者数が前週より1・40人増えて10・14人となり、注意報発令基準の10人を上回った。注意報発令は昨季より1カ月半ほど遅くなっている。
保健所別の1定点当たり患者数は、庄内が前週の2倍近い6・58人に増えた。他は最上と置賜がともに16・75人で最も多く、村山10・70人、山形5・44人。県全体では患者の8割近くを10代以下が占めており、同課によると、9―15日に小中高校や認定こども園などで計20件の集団感染の発生報告があり、学年・学級閉鎖の措置が取られた。