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2025年(令和7年) 1月12日(日)付紙面より

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酒田光陵高生が酒田特支訪問 和気あいあいとランプシェード作り 共同作業で楽しく交流

 酒田市の酒田光陵高校(藤田雅彦校長)環境技術科の3年生6人が10日、同市の酒田特別支援学校(五十嵐仁校長)を訪問。同校知的障がい教育部高等部1年生5人と交流しながらランプシェード作りに取り組んだ。

 光陵高が採択を受けた、県立高校の特色化・魅力化を図り次代の山形を構築する人材の育成・確保に取り組む県の魅力ある県立高校づくり推進事業「フューチャープロジェクト」の一環。昨春に環境技術科を巣立った卒業生たちが昨年度、シュレッダーにかけて細切れになった紙から再生紙を作り出す課題研究に奮励。その研究発表を聴講した現在の3年生6人がより良いものにしようと本年度、酒田特支との地域連携共同研究「紙の絆―共に紡ぐSDGsの未来」と称して取り組んでいる。昨夏には同校でシュレッダー用紙を再利用した紙すき体験教室を行った。

 この日は環境技術科の生徒たちが講師となり、膨らませた風船にボンドを溶かした水を使って再生紙を貼り付けていくといった作業に挑戦。生徒たちは互いに和気あいあいと交流しながら、楽しげに取り組んでいた。

 ランプシェードは数日かけて乾燥させた後風船を取り外し、バルブライトにかぶせて完成予定。酒田特支の阿部蒼汰さん(16)は「光陵高の先輩たちが優しく教えてくれて、作業も楽しかった。完成したら自分の部屋に飾りたい」と。光陵高の阿部新太さん(18)は「作業を教える立場で来たが、酒田特支の生徒たちの方が作るのが上手。生徒たちの安全面や特性を考慮しながらアイデアを出し合い考案したので、楽しんで作ってもらえてうれしい。自分たちの研究が誰かにつながっているという実感が持てた」と笑顔で話した。

交流しながらランプシェード作りに取り組む光陵高と酒田特支の生徒たち
交流しながらランプシェード作りに取り組む光陵高と酒田特支の生徒たち



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