2025年(令和7年) 1月23日(木)付紙面より
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全日本空輸(ANA)は21日、2025年度上期(3月30―10月25日)の航空輸送事業計画を発表した。庄内空港発着の羽田便について3月30(日)―5月31日(土)、10月1(水)―25日(土)は本年度下期に引き続き1便増の1日5往復運航となる。利便性の向上や需給適合の観点などからANAが期間増便継続を判断。時期などによって席数の多いエアバス社のA321(194席)の運航を増やし、輸送力をさらに強化する方針。
増便分は、▽1071便=羽田発午後0時25分、庄内着同1時25分▽1072便=庄内発午後2時5分、羽田着同3時10分―と本年度下期とほぼ同様の時間帯に設定。機材はエアバスのA321のほか、A320(146席)、ボーイング社のB737―800(166席)の3機種を需要に応じて使用する。ANAによると、羽田空港発着枠で期間増便が継続されるのは庄内、米子、沖縄、長崎の4路線。
ANA庄内支店によると、期間中の提供座席計画数は約29万8000席で、前年実績比で約1万1000席(4%)の増という。6月1(日)―9月30日(火)は1日4往復。
期間増便継続を受け、庄内空港利用振興協議会長の矢口明子酒田市長は「利便性が向上し、国内外との交流拡大、地域経済への波及に大きな効果をもたらすものと期待している。引き続き通年5往復など庄内空港のさらなる発展に取り組んでいく」とコメントした。