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2025年(令和7年) 3月21日(金)付紙面より

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欧州すしチャンピオンと交流 沖海月 須田料理長が日本料理指導

 「2024ヨーロピアン・スシ・チャンピオンシップ」で優勝したポーランドのピョートル・クチさん(36)が14日から18日まで4泊5日の日程で来鶴し、鶴岡市立加茂水族館魚匠ダイニング沖海月の須田剛史料理長(50)の元で日本料理を学んだ。

 ピョートルさんは昨年9月にモナコで開かれたスシ・チャンピオンシップで金メダルを獲得。主催者側から「にぎりずしの本場・日本に招待し須田料理長の直接指導を受ける」という豪華な優勝賞品が贈られて来日した。

 主な体験は酒田の市場で鮮魚の目利き、生きたヒラメの活締めと薄造り、だしの取り方、懐石料理作りなど。このほか人気ラーメン店「晴天の風」(鶴岡市伊勢原町)で実地研修と出羽三山神社・斎館で精進料理の会食が組み込まれた。

 このうち、沖海月での和食研修では2日間かけて須田料理長からネタの仕込みとすしの握り方など和食全般について教わった。来日3回目というピョートルさんは「須田さんの指導を受けて自分が作ったすしを日本の料理スタッフに食べてもらったのは初めて。とても緊張した」と苦笑い。須田料理長は「すしに懸けるピョートルさんの熱意が伝わってきた。ヨーロッパのすしチャンピオンだけあって腕前はいい」と評価した。体験後は鶴岡市内の飲食店を訪れ、本格的なにぎりずしと焼き鳥を食べながら日本の食文化に触れた。

 ピョートルさんは「滞在期間中、須田さんが熱心に教えてくれた。私にとっては一生の宝物。日本でこのような貴重な体験を積めたことはアメージングでしかない」と感想を話した。今月下旬には働き場所をフランス・ニースにある収容約250人規模の大型レストランに移籍し腕を振るう。

「私が握ったすしはどうですか」―。須田料理長からにぎりずしを学んだピョートルさん(左)
「私が握ったすしはどうですか」―。須田料理長からにぎりずしを学んだピョートルさん(左)



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