2025年(令和7年) 4月3日(木)付紙面より
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東北公益文科大学(酒田市)の2025年度学部入学者が294人(編入7人含む)となったことが1日、公益大への取材で分かった。全国的に18歳人口が減少し地方の私立大学で定員割れが相次ぐ中、定員(235人)を大幅に超え、開学初年の01年度(282人)をも上回り今春、これまでで最も多い新入生を迎え入れることになる。入学式は5日(土)午前10時から公益大公益ホールで行われる。
21世紀の幕開けとともに、県と庄内14市町村(当時)が設置費用を負担する「公設民営方式」で開学した公益大は一時、学部新入生が138人まで落ち込むなど定員割れが常態化。危機感を抱き「大学改革」を掲げた新田嘉一理事長の強いリーダーシップの下、故町田睿元学長、吉村昇前学長、神田直弥学長はじめ教職員が「魅力ある大学づくり」を推進した結果、文部科学省による事業の採択・選定、他大学では体験できないプログラムの提供などハード・ソフトとも充実。全国的に高い評価を得て今春も本県など東北地域はもとより、全国各地から学生がここ庄内地域に集うことになった。
26年4月の公立化・機能強化に向けた作業が進む中、過去最多の入学者を迎え入れることについて新田理事長は「地方の私立大としては奇跡だ。全国各地から学生が入学するということは評価の高まりの表れであり、大学の魅力が広く知れ渡ったということ。庄内地域にとってこんなにうれしいことはない」と話した。