2025年4月11日 金曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2025年(令和7年) 4月6日(日)付紙面より

ツイート

人と人をつなぐ「橋」に 酒田コミュニティ財団設立準備会 今秋設立に向け寄付募る

 地域を良くするためのプロジェクトを実施したい人と、支援したい人をつなぐ「コミュニティ財団」。酒田市内での設立に向け、「酒田コミュニティ財団設立準備会」(齋藤知明会長)は現在、広く寄付を募っている。目標金額は「資本金」にあたる基本財産300万円、設立後に行う記念助成に充てる200万円の計500万円。齋藤会長は「コミュニティ財団は『橋』。今まで出会っていなかった人たちをつなげたい。市民の手で、行動でワクワクする酒田にしたい」と話している。

 コミュニティ財団は、プロジェクトの実施者と支援者をつなぐとともに、寄付金など資金仲介・提供を行う団体。日本では1990年代後半以降、各地で設立されている。設立準備会によると、東北地方では東日本大震災の発生を機に宮城、福島両県で設立されたものの、本県にはまだないという。

 酒田では、市産業振興まちづくりセンター「サンロク」を舞台として齋藤会長らを中心とした検討チームが組織され昨年、設立準備会に移行。「人口減少や若者流出は社会構造の問題で解決するのはわれわれでは難しい。一方、特に若者から酒田に住む・酒田で働くという選択をしてもらうため、市民一人一人ができることがあるのではと考えた。コミュニティ財団の設立はその手段の一つ」(齋藤会長)という。

 設立準備会は昨年秋以降、活動を本格化させ同11月、キックオフイベント「サカタ・プロジェクト・デザイナーズ」を実施。高校生・大学生の事業構想を市民と共有するとともに、コミュニティ財団について広く周知し賛同者を募集した。

 イメージカラーとして青色と黄金色を採用。設立準備会の松本友哉事務局長によると、青色は酒田の海と空で無限の可能性を、黄金色はたわわに実った稲穂で「結実」をそれぞれ表したという。

 設立に向けた寄付は今年9月16日(火)まで募り、今秋の設立、記念イベント開催を目指す。寄付は個人が1口3000円から、法人が1口1万円から。寄付・会費決済サービスサイト「コングラント」によるオンライン受け付け、サンロクでの現地受け付けがある。寄付という性質上、対価性のある特典はないが、ウェブサイトへの氏名・名称の掲載(任意)、設立記念会報の贈呈、記念イベントへの招待を用意している。問い合わせはサンロク内の設立準備会=電090(9082)3958=へ。

酒田コミュニティ財団設立に向けた寄付募集について発表する準備会メンバーたち=4日、酒田市役所
酒田コミュニティ財団設立に向けた寄付募集について発表する準備会メンバーたち=4日、酒田市役所



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field