2025年(令和7年) 4月6日(日)付紙面より
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公立化に向けて作業が進む東北公益文科大学(酒田市)の2025年度入学式が5日、同市の公益大公益ホールで行われ、過去最多となる公益学部294人、大学院修士課程3人の計297人が自らの学びを深める決意を新たにした。
新入生読み上げに続いて、神田直弥学長が▽多様な人々との交流▽時間の有効活用▽失敗を恐れずに挑戦―を呼び掛け、「自立した生き方を考える無限の可能性のある4年間。達成感・充実感のある学生時代を過ごしてほしい」と式辞。新田嘉一理事長は海外留学の重要性を説き、「4年間は人生のうちで何でもできる最後のチャンス。皆さんの挑戦を教職員一同、全力で応援していきます」と歓迎の辞(ことば)を述べた。
吉村美栄子県知事らの祝辞に続き学部入学生代表の田中萌々さん(18)=酒田西高卒=が「新たな出会いが知らない世界を知るきっかけになり、成長させてくれるはず。公益大生であることに誇りを持ち失敗を恐れずに挑戦する」、大学院入学生代表の佐々木美里さん(41)=鶴岡市役所勤務=が「『みんなが笑顔』こそ公益につながると考えている。それぞれの個性を発揮し切磋琢磨(せっさたくま)していく」と決意を述べた。