2025年(令和7年) 4月13日(日)付紙面より
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庄内に“球春到来”を告げる第99回平田杯庄内高校野球大会が12日、鶴岡ドリームスタジアムを会場に開幕した。朝方の雨の名残がある球場で、シーズンの始まりを喜ぶように球児たちがはつらつプレーを繰り広げた。
同大会は、鶴岡地区野球連盟の前身となる鶴岡野球協会の初代会長・平田吉郎氏が、庄内球児の甲子園出場を願って1927(昭和2)年に創設した。創設当時は数校によるリーグ戦だったが、その後全庄内オープンのトーナメント戦となった。シーズンで最も早く行われる大会として親しまれている。創設100周年を目前とした今回は、酒田東と酒田西の連合チームを含む庄内地区の10校9チームが参加。トーナメント形式で優勝を争う。決勝は19日(土)同スタジアムで午後3時に試合開始の予定。
初日の12日は、1回戦の鶴岡高専―致道館で開幕し、ほかに2回戦2試合が行われた。バックネットに大粒の水滴が残る中、球場に足を運んだ高校野球ファンや選手の保護者などが長打やクロスプレーに大きな拍手と歓声を送っていた。