2017年(平成29年) 7月28日(金)付紙面より
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三川町と友好都市盟約を結ぶ米国テネシー州マクミンビル市の中高生10人が25日から8月2日までの日程で来庄し、同町の中学生との交流を楽しんでいる。
マクミンビル市との交流は、現地法人がある三川町の進出企業の仲介で1994年に始まった。以来、1年置きに両市町間を中学生が訪問し合うなどして交流を深めている。
今回同町を訪問したマクミンビル市の中高生は13―15歳までの10人。2人の引率教諭と共に24日に来日。東京などを観光して、25日に三川町入りした。滞在中はこれまでマクミンビル市を訪れた子どもの家庭などにホームステイする。
このうち、26日は三川中学校(越中聡校長)で部活動体験交流。同校の生徒約100人が校歌などを披露して歓迎。生徒を代表して3年生の佐藤咲羽さん(14)が「視野を広げる素晴らしい機会。思い切り楽しみましょう」とあいさつした。
その後、マクミンビル市の中高生たちは柔道部と剣道部に分かれて武道体験。剣道部では礼の作法、そんきょなどを学び、竹刀で防具を着けた剣道部員を相手に打ち込んだ。ウォーレンカウンティー中学2年のコリン・ライリーさん(13)は「礼儀を重んじているのを感じた。とてもクール。今回の訪問では羽黒山登山が楽しみ」と話していた。
一行は、湯野浜海岸で海水浴、松ケ岡開墾場見学、酒田市の相馬樓訪問などを行い、28日午後に庄内をたち帰途に就く。
2017年(平成29年) 7月28日(金)付紙面より
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海洋生物の観察・保全活動を展開しているNPO法人「みなと研究会」(酒田市、守屋元志代表理事)が主催した潮干狩り体験が26日、同市の十里塚海岸で行われ、家族連れらが貝の採取や海水浴などを通して海と親しんだ。
広く県内在住の家族連れから海に親しんでもらうとともに、庄内海岸域に生息する貝類などに理解を深めてもらおうと、庄内地域で活動する自然分野NPO法人のネットワーク組織「ドリームやまがた里山づくりプロジェクト」(代表・小谷卓鶴岡高専名誉教授)の後援、公益信託荘内銀行ふるさと創造基金の助成を受け、初めて企画した。
この日は県内各地から6組15人の家族連れが参加。開会行事では守屋代表理事、小谷代表のあいさつに続き、地元の漁師が十里塚海岸の今昔、採取される貝類について講話。救命胴衣を着用した子どもたちは、漁船がえい航する箱型いかだに乗った後、波打ち際で潮干狩り体験。主催者側で事前にアサリよりひと回り小型のコダマガイを浅瀬にまいており、子どもたちは手で砂をかき分け、発見するたびに「あった」と歓声を上げていた。昼食時にはコダマガイやサンマの海鮮バーベキュー、焼きそば、夏野菜の数々に舌鼓を打ち、家族で夏を満喫していた。