2017年(平成29年) 3月30日(木)付紙面より
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鶴岡市井岡の鶴岡工業高等専門学校敷地の北側にある桜並木で、季節外れに咲くと知られる桜が開花し、一足早く花見の時期を迎えている。
花をつけているのは国道345号に面する桜並木のうち1本。11月に帰り花をつけるなど季節外れに開花する八重桜として付近住民に親しまれている。同校では「季節外れに咲く原因は分からない。24日には咲いているのを確認した」と話す。時折温かい日差しをのぞかせた28日午後は、開いた花とつぼみが半々といった様子。通り掛かった近くに住む80代女性は、まばらに咲く薄桃色の花を仰ぎ見て「春だのぉ」と話していた。
日本気象協会が22日に発表した開花予想によると、酒田市の予想開花日は4月11日で平年より3日早く、昨年より5日遅い。予想満開日は同16日となっている。
2017年(平成29年) 3月30日(木)付紙面より
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酒田市内の園児・児童を対象にした「デパートでお仕事体験」が29日、同市のマリーン5清水屋で開かれ、子どもたちが衣服のコーディネートを学び、その知識を生かしてファッションショーに挑戦した。
国立青少年教育振興機構による「子どもゆめ基金助成活動」の一環として、松若中央学院(同市若竹町一丁目、板垣聖子学院長)が清水屋の協力で企画したもの。園児・児童たちから職業への関心を持ってもらうとともに、自らの生活をたくましく切り開くという意欲の醸成が目的。
この日は市内在住の男女15人が午前9時半に“出勤”。清水屋店舗開発部ゼネラルマネージャーの佐々木健さんがデパートの仕事について解説した後、衣料品統括部ゼネラルマネージャーの荒沢美和さんがファッションのしごとってどんなことをするの?」と題して講話。「服が好き、人とお話をするのが好きということが大事。1年から半年ほど前に開催される衣料品会社の展示会に行き、売りたいという服を自分で選びます」などと述べた。
参加者は、佐々木さんの案内で子ども服売り場を見学した後、モデルとスタイリスト、音響、司会に分かれてファッションショーの準備。ずらりと並んだ衣服や装飾品、小物の中から着用したい、させたいというものを選ぶなど、お薦めのファッションを検討していた。
同店4階中央付近にランウェイを設けて行われたファッションショーでは、モデルとなった子どもたちが登場するたびに来店客、店員から大きな拍手が送られた。